紫電愛
――あの日の僕らは、まさに“““伝説”””だった。
紫電一閃が解散するという。
そう聞いて、何故かこのブログの執筆画面を開いていた。
以前の更新はもう一年近く前になるのだろうか。バナナ友の会解散時にも、ついぞ心境をこの場に記すことはしなかったというのに、気付けば僕は文字を書き綴っている。沸き立つ思いが止まらずにいる。
バナナ解散後、紫電一閃に拾って貰うことにした。
バナナに入る前程の初期から親しい人がいたから。その人と一緒にリネージュ2レボリューションをプレイしたかったから。それだけの理由で誘いに乗った。
その人以外の血盟員とはほとんど親交がなかったが、いざ入ってみるととても暖かく楽しい血盟だった。
それからのことは、余りにも刹那だった。あのCaitSithに要塞戦で勝利して。ReBirthに惜敗して。のらねこ団には三度も敗戦して。
第一回攻城戦にて、我々はフランツの【伝説の支配者】となって。
全ては輝かしき日々で。忘れられない傷跡で。煌びやかな思い出で。
その後、僕はフランツ連合としてLRTseason2に出場するべく、紫電一閃を脱退し、それを最後に、紫電一閃には戻らなかった。
そうだ。戻らなかったんだ。紫電一閃からは多くの人数がフランツ連合に参加し、少人数で血盟を守ることとなった皆は、それでも手を振って送り出してくれていたのに。
戻らない理由を告げた時、とにかく綺麗な言葉を並べた覚えがある。違う環境に身を置きたいだとか、上を目指したいだとか、そんな感じの話をしたと記憶している。 だけど違う。それはあくまで上辺の話だ。答えはこうなんだ、
僕を紫電に誘ってくれた人が、LRT中にリネレボを引退してしまった。僕が紫電一閃に入ったのは、その人と一緒にプレイしたいからだった。彼が引退してしまった以上、自分が紫電一閃に所属するための理由が失われたと感じてしまった。
だから、紫電に戻らなかった。
その“理由”を与えてくれる人たちは、思い返せばもっともっとたくさんいたというのに。僕はそれに気付かなかった。今、紫電一閃が解散するという宣言を目にするまで、気付かずにいたんだ。
・・・・・・・・・・・・。
ああ、もうこれ以上何が書きたいのか分からない。まとまりがつかない。帰結が見えない。
多分、僕は悔いているのだと思う。自責のままにキーボードを叩いて、懺悔でもしているつもりなのかもしれない。もしくは、僕は怒っているのかもしれない。もっと一緒に遊びたかったのに先に引退してしまったみらんさんに。
つまるところ、僕自身がこれ以上この文章を綴る目的を見失っているのである。いや、目的ならあったか。
と、そう伝えたかったたけなのだ。だから久々にブログなんて書こうとしてたんだ。そしてその目的はたった今、上記にて達した。
故に、もはやこの散文は何も意味を持たず、夏の蝉が、ゴミ捨て場のカラスが、うるさく鳴いているだけのことなのだ。
ならばこそ、これでいいのだ。
ならばこそ、宣言しよう。
僕は高みを目指す。
どこまでも登り詰めてやる。
そして、頂点に立って、声高らかに叫ぶことを誓おう。
フランツの伝説、ここにあり。
熱き紫電一閃の魂、ここにあり。と。
もうほんと何が言いたいかわかんない。お酒飲んで寝る。おやすみ。